艶肌と艶髪のための薬膳おかず
薬膳では血のことを『栄養成分をたっぷり含んだ紅色の液体』と捉えています。
血が全身に行き渡り充分に滋養されることで、肌や髪が潤い、自然な艶が生まれます。
ところが、女性は月経や妊娠、出産、授乳、寝不足、ストレスなど
一生を通して血が不足しがちに…。
顔色が悪く黄色っぽい、肌に艶がなくカサつく、唇や舌の色が白っぽい、
髪の毛が細く痩せてきた、毛量が減って薄くなってきた、
そんな方に是非食べて頂きたい、薬膳おかずをご紹介致します。
お酒のおつまみにもピッタリで家族も大好きなおかずです。
作り置きができますので、冷蔵庫に常備して、
女性にとって大切な<血>をたくさん補って下さいね。
■黒木耳と鶏レバーの甘辛煮(作りやすい分量)
<材料>
鶏レバー 400g
黒キクラゲ 生70g
(乾燥の場合10g:たっぷりの水で戻しておく)
生姜 ふたかけ
調味料 酒、醤油 各50cc、砂糖 大さじ2、みりん 大さじ1
<作り方>
①レバーは一度洗ってから2cm角くらいに切り、再度2~3回水を変えながら血の塊などを取り除き、
ザルに上げて水気をよく切る。
②生姜は薄くスライス、黒キクラゲは1cm幅に切る。
③小鍋にレバーと生姜、みりん以外の調味料を入れて火にかけ、沸騰したらアクを取り、中弱火にして煮る。
*鍋が大きい場合は、水分が早く蒸発して焦げやすいため、調味料に水50ccをプラスする。
④汁気が1/3位の量になったら、黒キクラゲを加え、汁気が少なくなるまで煮上げ、最後にみりんを入れて
照りを出す。
⑤火を止めて、鍋のまま冷まして出来上がり。
<薬膳豆知識>
■黒木耳の働き
気血を補い、血を働きを整えるといわれています。
■鶏レバーの働き
肝や腎の働きを補い、血を養い、目の不調によいといわれています。