昆布と干し椎茸の水だしと美味しい佃煮
乾物をお水に入れて、冷蔵庫でひと晩置けばできる水だし。
忙しくても、手間をかけずに簡単で美味しいおだしが作れます。
残った昆布と干し椎茸は佃煮にして、美味しいご飯のおかずの出来上がりです。
■昆布と干し椎茸の水だし(作りやすい分量)
<材 料>
昆布 10g
干し椎茸 2~3枚
水 1L
<作り方>
容器に全ての材料を入れて、冷蔵庫でひと晩置いたら出来上がり。
*冷蔵庫で3日間程保存可能です。
*3日以上保存する場合は、昆布と椎茸を取り出してから冷凍して下さい。
*急いで解凍したい場合は、凍ったままのかたまりを鍋に入れ火にかけ、温めながら溶かします。
水出汁で使った昆布と干し椎茸には、まだまだ旨味が充分に残っています。
甘辛く煮て佃煮にして、美味しいご飯のおかずを作りましょう。
■昆布と干し椎茸の佃煮(作りやすい分量)
<材 料>
昆布
干し椎茸
酢 小さじ2
山椒の実の佃煮 小さじ1~2(あれば)
調味料 砂糖、みりん、しょうゆ 各小さじ2
仕上げ用のみりん 小さじ2
<作り方>
①昆布は1.5cm位の角切り、椎茸は軸を取って細切りにする。
②小鍋に①とひたひたの水、酢を入れて火にかけ、沸騰したら弱火にして汁気が少なくなるまで煮る。
③②の鍋に山椒の実の佃煮と調味料を入れて、弱火で汁気がほぼなくなるまで煮る。
④仕上げ用のみりんを入れて火を強め、かき混ぜながら照りを出して火を止めてフタをする。
⑤冷めたら、保存容器に移す。
*最初に水と酢で煮て、昆布を軟らかくします。
*火を止めたらフタをして蒸らし、昆布が乾燥して硬くなるのを防ぎます。
<薬膳豆知識>
■昆布の働き
体内の余分な水を尿として排泄し、むくみを取るといわれています。
寒性のため、冷え性の方は摂り過ぎないようにしましょう。
■椎茸の働き
胃腸を丈夫にし、免疫力を高めるといわれています。
成人病予防にも良いとされています。
■山椒の働き
胃腸を温める力があり、冷えによる腹痛によいといわれています。
舌にビリビリとくる刺激があり、摂り過ぎてはいけないとされます。